結婚式から独立までの気持ち

結婚式をするなら・・・という条件というか夢は、以前からかなり強く持っていました。
というのも、独立して花屋をするということは、夢というよりも私たちの宿命みたいに思っていたので(笑)。
となるとその道程にある私たちの結婚式への思いはとても強かった。
すべてがリンクしているような感じでした。

どうしても着たかった麻のドレスは、母への感謝の気持ちと、
改めて自分を見つめて自分を愛して、そして愛されていくことへの決意を込めたかった。
またそのドレスを私達のお店に飾るのは、はじめから決めていたので・・・。
式までのどの出来事よりも思い通りのドレスが、
世界でたった一つの私のドレスが出来たときの感動はなかった。
私たちらしいスタイルがそこで出来上がった気がしたので。

アトリエブランカさんと一緒にその感動を味わえた事は多分一生忘れない。
そのドレスを飾った私達の店を想像しただけで、そのコンセプトがダイレクトに伝わる気さえしました。
式をする上でたくさんのプロフェッショナルの方達とひとつのものを作り上げていく感動や
面白さを味わうことができ、私達にはかなり刺激になりました。

やるしかない!!
それから約1年で開業にこぎつけられたのは、
そこで出会った方達にもらった感動のお陰です。
私達花で人を幸せにする。そんな仕事をしたい!
それだけの気持ちで一年間、二人で独立に向かって走ってきたような気がします。

 




オールドローズのクラッチブーケ

ドレスのイメージを壊さないナチュラルなブーケにしました。
花はオールドローズを選んで、特に香りの強いものを使いました。
ドレスの素材と同じで自然のものの持つ美しさと強さを訴えたかった。
丸い花を選んだのは、彼の大らかで優しい人柄をイメージしました。
リボンはドレスの肩の部分と同じ素材のオーガンジーを使用。
豪華ではないけれど強い存在感があるもの、それが私らしいと思って・・・。
そしてブートニアはローズを一輪。それだけで私の気持ちは伝わるでしょ・・・。
ミルフィーユブーケ

実はこのブーケは、
ドレスチェンジをしたときのブーケのイメージを
先輩に伝えて作ってもらったものです。

思いっきり個性的で私らしいものに・・・
でもちょっぴり甘めで。
色も彼のハットの色に合わせて。
ドレスにスニーカーを合わせる
カジュアルな感覚を出せてよかったです。










会場装花

県外からのお客様が半数以上を占めていたので
すべての装花にスダチを使用。
ガラス器にスダチを沈めそれを花留めに
ドレスの色に合わせた花を飾りました。

初々しい感じを出したかったので、
サイド装花にはグリーンを基調とした花を使いました。



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